窓からの眺め

 北側のキッチンからの眺めは
季節によってかなり違う。
目の前の大きな木がフラットよりも高く茂り、
冬にはその葉っぱを落とすので、遠くに高層マンション(?)
が見えていい景色とは言えない。

11月ごろの眺め

逆に夏は目の前が緑の巨大な木で覆われて気持ちがいい。

今の眺め

冬は早くこの木の葉が茂ってくれないかと待ち望んだ。

お向かいにある一戸建てのフラットの窓は
小さいけれど、いつも開いている。
そしてある朝、なにかが窓の外にぶら下がっているのを発見。

右側の窓に白いものが。

よーく見ると
なんとブラジャーだった!

いくら室内が乾きがよくないからって、
窓の外にぶら下げて干さなくても!



イギリスの消費税とトイレットペーパー

 日本に帰国している1か月半の間に、
日本の政権が交代して、
新しい首相が誕生した。
その前の首相が治めていた日本に実際に住んだのは
ラスト数週間だった。

イギリスに戻ったら、こっちの首相も交代していた。
どこも新しい政権に代わると、期待も大きいが
落胆も大きいようだ。

ゴードン・ブラウン前首相の時も
さんざん議会でたたかれていた。
そして、今回の5月の選挙で、保守党のディビッド・キャメロンが当選していた。
そのキャメロンさんが、なんと早々にVAT(消費税)の引き上げを決めてしまった。
なんと20%に!!!

今年の1月には、ロンドン市長が地下鉄とバスの大幅値上げをしたばかり。
来年1月にはVATまで上がるなんて、ますます住み辛くなってしまう。
企業の税率を下げ、福祉の予算を削るらしい。
低所得者にとって厳しい世の中になると言われている。

今、17.5%のVATは野菜や水、
お米などの基本的な食品には掛からない。
お菓子やコーヒーなどの嗜好品にはかかる。
だからせめてもの抵抗(?)として、
VATがかからないものをできるだけ購入するようにしている。
それでも、トイレットペーパーが日本よりもかなり高いので
新聞(フリーペーパー)を小さくカットして
やわらかく揉んで使い始めた。
戦後、母親がそうしていたという話を聞いていたが、
意外と柔らかくなるもので、座っている間に揉みほぐすと
ほとんど違和感がない。

あ、もちろん普通のトイレットペーパーも置いています。
だからうちに遊びに来る人はペーパーを持参する必要
はありません。
ご安心ください。




旅行カバン

 こっちに来て気がついたことの一つが、
街の中に旅行カバン屋さんがやたら多いということ。
うちの近所にも2,3件はあり、
いわゆるキャスター付きの大小さまざまな
Luggageがところ狭しと並んでいる。
バックパックやリュックサック、人が入りそうなくらい
大きなショルダーバッグ。
棚には天井まで積み上げられ、いったい誰が
こんなにたくさんの旅行カバンやバッグを
買うのだろう?と
不思議に思っていた。

今回の帰国に合わせて、ひとつ大きめのバッグを
購入することにした。
前回はチャリティーショップで5ポンドで購入した
バッグパックを飛行機に預けたのだが、
角が破れてしまった。
もう一度くらいなんとかなりそうだが、
万が一中身をぶちまけることになったら
目も当てられない。

そこで、バッグ屋さんを何件か下見した。
そして、お店の中にいると15分程度の間に
くるわくるわ、何人ものお客が来ては
バッグを買っていく。
「どうしてこんなにたくさんの人が
旅行バッグを必要としているのか?」
という疑問は長い間私の中で解決できずに
くすぶり続けていた。

そして、やっとその疑問が解ける日が来た!

Cherrellと話していた時、彼女のこの言葉に
膝を打った。
「イギリスのお天気は予測不可能だから、
ホリデーシーズンはイギリス国内に旅行に行くと、
最悪、ずっとホテルから出られなくなることも
あるのよ。子供連れの家族なんか大変よ。
目の前にビーチがあるのに、ずっと雨で外に出られないなんて。
だから、南フランスや、イタリアやスペインと言った
いいお天気が長く続く国へ出かけるの。」

かく言うCherrellも先週エジプトに1週間のホリデーに
出かけたばかりだった。
すごくよかったわよ!とお勧めされた。
エギプトはイギリス人にはポピュラーな
保養地のようだ。
別のカリグラファー友達曰く。
「家族で毎年2回は行くわ。美術館と遺跡は素晴らしいし、
ビーチ(紅海)もとてもよかったわ。ナイル川下りも眺めが
すてきなの。」

1985年にRyanair、1995年に EasyJetといった
格安航空会社が設立されて、
旅行好きのイギリス人の海外旅行熱が一気に加速。
ホリデーと言えばすぐに国内はもとより、
飛行機でヨーロッパやアラブ方面など
お天気のいい地域へ飛んで行くようだ。
だからそんな旅行者に、大きな旅行バッグは必需品。
結構安いので、みんな簡単に買っていくようだ。
私なんか、ほとんど一生もの、という感覚で
慎重に選んで大切に使っているのに。

私が何度も足を運んでやっとの思いでバッグを買っている間も
家族連れなどが数組、10分も見ないで買っていく。
5歳くらいの小さな女の子が、ピンクの花がらの
とってもかわいいラゲージを父親に買ってもらっていた。

そんな旅行者も近頃の空港の閉鎖で街にあふれることもない。
この季節のロンドンの街としては異様な光景かもしれない。






カンペンセイション

 ときどきラジオから
compensationという単語が聞こえてくる。
「補償」とか「代償」と言う意味の言葉が
こんなにしょっちゅう聞こえるということは
イギリスもアメリカ並みに
賠償や補償などの訴訟が増えたということだろうか。
聞いていると、訴訟問題が少なくないようだ。

人ごとと思っていたら
なんと自分たちもその’compensation’に
関わることになってしまった。
訴えられる方ではなかったけれど。

去年から再三にわたって
停電に困らせられていた。
しかし、電力会社からはなんの音沙汰もなく、
電気料金の請求書だけが送られてきた。

それで、停電に対する補償について
家族が問い合わせたところ
やっと返事がきた。
それも電話で。
こっちはめんどくさいのかなんなのか、
文章ではなかなか返答してこない。
真っ昼間に電話してくる。
しかし、なんとかメールでの回答をもらえた。
すると、電力会社の規約に
一定時間数の停電が1年以内に起こった場合、
賠償金として£50支払われるという。
この場合、3時間以上の停電が4回ということらしい。

言ってはみるものだ。
何も言わなければ、当然なにもなかっただろう。
少々のことには我慢するのは大事だけれど
権利を侵害された場合、
きちんと訴えることも大切なのだということを
学ぶことができた。

イギリスに来て、初めての収入(?)になるかもしれない。
まだ送ってくるまでは安心できないけれど。







日本のニュース

 当然のことながら、ラジオだけ聞いていたら
日本のニュースはほとんど耳にしない。
たまに、映画の話題や政治家の話で出てくるくらい。
そんな日本人の強い味方が
日本の情報をまとめた週刊新聞。

新聞

毎週木曜日に発刊され、日本食料品店、日系の不動産屋などに
配達されていて、1日〜2日でなくなってしまうこともあるので
今日はお世話になった日系の不動産屋さんまで
歩いて20分の道のりをもらいに行った。

3紙のうちの1紙がなくて2紙のみゲット。
帰る途中、日本人美容師ばかりの美容室の前で
中をのぞくと、3紙とも並んでいるのが目に入った。
すると、中の美容師の女性と目が合い、
手まねきされたので入ったら
「どうぞ、お持ちください。」
と3紙ともくださった。
物欲しそうな顔をしていたのかなぁ。
なんだか悪いので、美容室のチラシをもらって帰る。
見ると、カットで£33とあった。
ショートなのにカットだけで5000円なんて
高すぎる!(と思うのは私だけ?)
そう言えば、ロンドンのヘアサロンの料金は
結構高い。£60とか£80とか
平気でする。
パーマとかすればそのくらいかもしれないけど。
その反面、
カット£8とか£10という
いわゆる床屋さんもあり、いつもイラン系(?)
の人たちで混み合っている。

日本語情報誌の3紙は
それぞれ特徴があり、それなりに読み物もあって
結構楽しめる。
何といっても、日本と世界(特に欧州)の
1週間分のありとあらゆる分野
(政治、経済、芸能、スポーツ、教育etc.)
をコンパクトにまとめてくれていて、
広く浅く知ることができるのがいい。
「日本に帰ってもこれがあると便利なのに。」
と思ったほど。
日本ではテレビも新聞も見なかったので、
そのころよりはよほど今の方が
日本の情報に通じているかもしれない。







イギリスの福祉

 BBCラジオでこんな問題を取り上げていた。
「この国の福祉サービスは、やり過ぎかどうか?」

シングルペアレントの場合、子供の数に対して
かなり充実したサービスが与えられるので、
母親が1人でも働かずして、
3人とか5人とかたくさんの子供を
ちゃんとした家に住んで、
それなりのいい暮らしができるらしい。

この前、新聞に取材されていた母親は
無職で3人の子供がいて、
結構いい家に住んでいて、
上手にやりくりして車や健康器具などを購入し、
かなりいい生活を送っているように見えた。
彼女はこう言う。
「子供3人をきちんと育てる専業主婦の仕事は、
月に30万円以上もらう仕事をするに値するくらい、
きついし大変な仕事よ。
私はその義務をちゃんとはたしているのだから、
それなりのサービスを受けるのは
当然だと思っているわ。」

シングルではなく、両親がいる場合でも、
児童手当は厚いようで、
リスナーからはこんな電話が。
「うちの近所に住んでいる親は
子供が2歳になったら次々に子供を作って、
今では6人いるが、2人とも働かずにぶらぶらしている。
そんな親たちのために、高いTAXを払うのはごめんだ。」
ちなみに、2歳までは児童手当がとてもいいとのこと。

日本から見ると羨ましいくらいの福祉の充実ぶりだ。
イギリスはここ数年出産ブームと聞くが、
この福祉なら子供を安心して産める。
その反面、家賃を払えなくて、
ホームレスになったり、
ホームレス1歩手前の、親類や友達の家を
渡り歩く人などが増えているのも事実。

イギリスの経済状況は今、決していいとは言えないようだ。
ほとんどの美術館が無料ではなくなった時
この国の価値は(私にとっては)
かなり下がってしまうだろうなぁ。
地下鉄も高いし・・・・。





イギリスの学校

 ブックバインディングのクラスに来ている仲間で
同じバーネット地区に住んでいるPouline Neuster
(新星なんて名前、こちらでも珍しいらしい)
が、来期のサマータームには来られないかもしれない、
という。
「息子(11歳)が今度セカンドスクールに行くのだけど、
希望していたState school(いわゆる公立中学)
はとても競争率が高くて(20名の枠に1000人の希望者!)
入れなかったの。」
近くのState schoolは評判が悪いので、仕方なく
私立に行くことにしたらしい。
「そこは1000年の歴史のある、とてもいい男子校なの。
1クラス18人くらいで、スポーツが盛んで、
ラグビーが好きな息子はとても喜んでいるのだけど・・・・。」
聞くと、授業料が1年間で20,000ポンドという!
聞き間違いかと思って、思わず聞き返した。
約300万円ということになる。さすがイギリスの由緒ある学校、
授業料も半端じゃない。

「だから、私も働きに出ないといけないわ」
それを聞いて講師のGeneはとても残念がった。
「君はとても上手だし、もっとやったらきっと
これから素晴らしいブックを作ることができるよ。
君のような生徒を失うことはとても残念だ。
でもなるようにしかならないんだろうね。」

作業するpoulinePouline(右)

pouline and minePouline(左)と私の
ブックカバーの紙の感じが
偶然とてもよく似ていた。
この前作ったマルチセクション
ブック。

私もせっかく仲良くなって、これからもっと
いろんな話をしたかったのでちょっと残念。

そう言えばラジオでも最近
セカンドスクールの第一希望校に行ける人は
ほとんどいないという調査結果が出たと
言っていた。
イギリスの学校事情は最近とても悪くなっていて、
授業料の高さに学校のサービスの内容が
比例していない、という苦情が
学生たちから多く出ているそうだ。
経済危機のあおりを受けて、学校の補助金も
削られているらしい。
その話、どこかで聞いたような・・・?



イギリスの鉄道会社


鉄道を利用する場合
インターネットで事前に予約すると
1週間以上前ならかなり安くチケットを
入手することができる。
例えばパディントン駅から
Bath spa駅までだと
安いのは9.5ポンドくらいから
高くなると100ポンド近くもする。
そんなのを買う人もいないと思うけど
当日・前日だと28ポンドくらい。

だからわかった時点でできるだけ早く
予約するようにしているのだが、
この前、当日急に行けなくなったので
後日、駅の窓口に行って別の日の分の
チケットと交換(手数料は10ポンドかかる)
してもらうことに。
ところが窓口で
「事前なら交換できるが、事後はできない。」
と剣もほろろ。
結局、購入したチケットはすべて無駄になった。

ネット上では10ポンドの手数料で交換できると
説明してあったので、わざわざ街中の駅まで
出かけたのに、無駄足となった。
慣れないとこういうことも多々ある。

イギリスの鉄道を利用する人は
こちらのサイトで事前予約をお勧めします。


<< | 3/3PAGES |

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2020 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

others

search this site: