summer solstice-夏至


 このところロンドンは日が長くなってきて、
夕食の時間でも全く明かりをつける必要がない。
もっとも、こっちの人は夜薄暗くても
キャンドルの灯りだけで、かすかに手元が見える状態で
食事をすることが多い。
Ann Hechleの家でも、食事をする時は
必ずキャンドルに火を点けて、
外がだんだん夕闇に沈んでいくのと同時に
手元の食器がうす暗い部屋の中にまぎれていくのを
実感しながら食事をしたものだった。

それが、この頃は夏至に近づいているので
ついこの前までは8時半まで明るいと思っていたのが、
今日は10時過ぎてもまだ空はちょっと明るい。
お天気がよかったのでいつもよりも暗くなるのが
遅いのだろう。
9時半でもキャンドルの灯りで十分に手元が見えるし、
10時になっても電灯を点ける必要はない。

食事の時はちょっとうす暗い方が、なんだかゆったりとした気分で
食事ができるような気がする。
こちらのレストランは、高級そうなところほど、
店内がやたらに暗い。外からみると、開店しているのか
閉店しているのかちょっとわからないくらいに
照明を落としている。
でもよく見るとお客でいっぱいなのだ。

イギリスの夏至は6月21日。
日本よりも1日早い。時差の関係だろうか。
きっと夜10時半ごろまで明るいだろう。
私個人的には、1年を通して
昼と夜の時間の差があまりない方が
生活しやすいと思う。
冬は極端に短く、夏は長くて夜更かししやすいというのは、
慣れないせいかもしれないけれど、
生活のリズムを保ちにくい。
Annのように頑強な精神をもっていれば別だろうけど。

数日前の雨上がりの
ロンドンの空
(Brent Crossにて)
雲の形がマーブル模様のようだ

夕食をキャンドルの灯りだけで食べるのには
ロマンチックなのと電気の節約の他に
実は現実的な理由もある。
それは、蛾が入ってくること。
こっちの窓には網戸がついていないので
夜あかあかと明かりを点けていると
開けた窓から蛾が入ってくる。
蚊はいないのだが、
この蛾、衣服の大敵なのだ。
だから、ときどきこの蛾が大発生したと言って
みんなモスノーのような防虫剤やら
スプレーやらを買って退治している。
私はその手の科学物質に敏感な方なので
虫が嫌う香りの"CITRONELLA"のPure essential oil
を薄めて、窓のカーテンやらにスプレーしている。
それでもたまに蛾が箪笥の服に止まっていたりするのだ。
あーこわい、こわい。


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