Royal wedding関係のカリグラフィー

 結局今回のRoyal Weddingの招待状は誰が書いたのか
今のところ情報は入ってきていないが、
エリザベス女王の"Instrument of Consent"
「結婚許可証」を書いたカリグラファーはすぐに判明した。
イギリスでカリグラファーとして第一線で活躍中の
Timothy Nordだ。

Timothyはカリグラフィーの本"The Art of Illuminated Letters"
等の著者でもある。日本でも人気のある本の1つだ。
彼はSSIとCLASの両方のフェローでもあり、この前開催された
SSIの"Lay member's Day"ではスピーチをしたという。
(私はあいにく出席しなかったので後から聞いた話)
彼の作品はあちらこちらで目にする機会があり、
いつ見ても、緊張感溢れる仕事ぶりに圧倒される。
その伝統的で美しい、職人的な仕事ぶりは、中世のカリグラファー
をさらに洗練させたようなもので、ギルディングやヘラルドリーを
得意としているようだ。

「結婚許可証」の写真は最初新聞で見て、
「これは絶対にカリグラファーによるものに違いない。
それも、SSIかCLASのフェローの誰かの手によるものだ。」
とすぐに感じた。画質の悪い新聞の写真でも、それくらい
その作品の完成度は高かった。

残念ながらこの画像くらいしか
いい画質のものが見つからなかった。
ちょっと不鮮明ですが、参考までに。

もしもっと大きく見たい方はInstrument of Consentで
検索してみてください。

イギリスでカリグラファーとして食べていくには
伝統的な作品が書けることは必須のようだ。
ヘラルドリーやギルディング、マップなど
緻密でちょっと保守的な作品がまだまだ
好まれる傾向にあるようだからだ。
そうでなければグラフィックデザイナーとして
ロゴやタイトルデザインなどを書くという手もある。
Cherrellは結構斬新なデザインを好むが、
コミッションの作品はあくまでも
依頼主の好みが優先なので、
「一番面白くないデザインと色を選ぶのよ。」
と依頼作品を教室で見せながら、この前話していた。
「私はこのもっと明るい色の、動きのあるデザインの方が
好きだったんだけど。」

カリグラフィーで生計を立てるのはなかなか容易ではないなぁ
と彼らの超職人的な作品を見るにつけ思う。







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