salt beef

 近所のカフェに
”Salt beef burger"というポスターが
貼ってあった。
以前からこの「ソルトビーフ」という食べ物が
気になっていたので、思い切って入ってみた。

夕方4時過ぎだったので、カフェの椅子は
テーブルにあげられ、お店のお姉さんが
店内を掃いて片づけ始めていた。
「あー、ダメかな―」
と思いつつも、
「まだ中で食べてもいいですか?」
と聞くと、笑顔で
「はい、大丈夫ですよ、どうぞ。」
と感じのよい答えが返ってきた。
テーブルを拭く合成洗剤の匂いが
ぷんぷんする中でソルトビーフバーガーを注文。
かなり長い時間待たされたような気がする。
やっと大きなバーガーが出てきた。
普通のバーガーの中に塩漬けして柔らかくなった
ビーフの厚切りが数枚挟んである。
脂っこくなくて、さっぱりしていて、
味もなかなかよかった。
「このソルトビーフはうちですべて作っているのですよ。」
とこのお店のオーナーだろうか、カウンターの中の女性が話す。
「ビーフはアイルランドから取り寄せたオーガニックビーフで、
自家製のソースでじっくりと何日も時間をかけて煮込んで作っています。
他のお店は普通どこかから買ってきているので全く味が違います。」
と自信たっぷりに商品説明をしてくれた。

こういうことはめずらしい。
イギリス人は商品説明を自分から積極的にして
売り込んだりあまりしないようだから。
しかし、彼女はギリシャ人だった。
そして店の従業員はトルコ人、イラン人と
さまざま。確かにイギリス人ではなかった。
ソルトビーフはもともとイスラエルの食べ物だが、
最近人気が出てきたのか、カフェでも扱うところが
増えてきているそうだ。

閉店時間の5時をとっくに過ぎても
にこにこと「ゆっくり食べてくださいね。」と
愛嬌がとてもいい。
帰りに「また食べに来てくださいね。」
と気持ちよく送り出してくれた。
まぁ、日本では当然の光景かもしれないが、
イギリスではありえないと思った。



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