Battersea Dogs & Cats Home


 イギリス人の犬好きは有名。
公園に行くと必ず犬を連れて散歩する人を見かける。
どの犬もよく躾けられていて
リードを外して散歩する犬も少なくない。
が、みんな呼べばたいてい走って飼い主のところに
戻るし、ベンチでおにぎりを食べていても
おねだりに来るようなお行儀の悪い子はいない。
全く関心を示さずに通り過ぎる。

そんなイギリスも16−19世紀はドッグファイティングなどが
盛んで、動物の虐待が普通だったというから驚く。

イギリスでも捨てられる犬や猫も多く、そんな彼らを
一時保護しているという施設があることを知り、
早速訪ねてみた。
テムズ川の南側にあるその施設
Battersea Dogs & Cats Home
は去年創立150周年を迎えたという。

Battersea power station
もと石炭火力発電所。
1933年竣工、1982年閉鎖。
現在は廃墟となっているが、
建築物としては見ごたえ十分。
この裏辺りに犬猫ホームがある。

Battersea Dogs & Cats Home
のマーク。

施設の入り口。

親子連れやカップル、友達など
施設を訪れる人の姿が絶えない。
犬や猫を探しに来る人はもちろん、
見学だけも可。
寄付金と称して1人£2の入場料が必要。

去年できたという新館。
思ったよりもモダンでおどろいた。

旧館の前にある表示板。

施設の中は犬の散歩に出やすいように
長いスロープで上の階とつながっている。
上がる途中、犬を連れたボランティアとすれ違った。
これからお散歩だろうか。

犬たちは1匹ずつ、3畳ほどの部屋に入っていた。
暖房が利いていて、居心地のよさそうな
ベッドもある。
中におやつの入ったゴムのおもちゃも与えられていた。

最近はやりのStaffordshire Bull Terrier。
この犬種が最近半分以上を占めるらしい。
確かにほとんどこの犬種かその雑種
ばかりのような印象だった。
イギリスの若者の間で流行のこの犬は
凶暴な性格をより凶暴に育てて、
ギャングなどから身を守ることを
目的とするらしい。

凶暴な犬を連れていれば仲間からやられる心配が少なくなるというわけだ。
しかし、凶暴になりすぎて手に負えなくなり、施設に連れて来られる犬が
少なくないという。
そういう犬は矯正が難しく、安楽死させられる場合もあるとのこと。
ここにいる犬はみんなよく躾けられていて、フレンドリーだった。

ちょうどご飯どきだったようで、
係の女性がドッグフードを各檻の中に
配っていたため、犬たちは落ち着きがなく、
吠えている犬もいた。
しかし、ほとんどの犬がおとなしくて、
人懐っこかった。

1歳未満〜3歳くらいの若い犬が多く、
中には13歳と言う犬も。
近づくと檻の外に手を出したり、
鼻を突き出したり。
手を近付けたらぺろぺろ舐められた。
いい子ばかりだ。
たくさんの人が熱心に犬たちを見学していた。
きっと真剣にペットを探しているのだろう。
ほとんどの犬が来て1カ月ほどで
もらわれていくという。それも年取った犬から。
中には前足が1本ない犬もいた。

檻の外にはちょっとした運動する部屋もあり、
2匹で一部屋共有していた。
1匹ずつ出られるようになっている。
ここに常時犬400匹、猫100匹が保護されている
というから驚く。
そんなに手厚い保護を受けられて幸せそうだった。
でもさみしがり屋の犬もいて、係の女性に
抱きつくようにして、すごく甘える子もいた。

ちなみに、2009年は1年間で9000匹の犬が保護され、犬約1万匹、猫約3500匹が
新しい飼い主に引き取られたそうだ。
正社員は約300人、ボランティア約400人がいて、年間1300万ポンドの運営費用などは
すべて寄付金でまかなわれているとのこと。
そういえば、ロビーに飾られていたガラスケースの中に
カリグラフィーのイタリック体でずらっと名前と日付が書かれた
分厚い本が数冊展示されていた。
それらは、遺言で財産をこの施設に寄付するとした
人々の名前だった。

各犬の檻の横に張られていた
その犬の特徴などの自己紹介カード。
「私の名前はオリバー。女の子。
1−2才です。
飼い主は経験がある人で、ティーンエイジャー
と一緒でも大丈夫。他に犬や猫がいてもたぶん大丈夫。
町より田舎がいいな。
プライベート・ガーデンがあるおうちがいいです。
あまり一人ぼっちにされるのは苦手。
大人が2人以上面倒を見てくれるうちがいいです。
常にトレーニングを必要とします。」

性格や他のペットとの相性、子供は大丈夫か、など
細かくその犬の性格が書かれていて、
犬を探しに来た人はこの自己紹介をよく読んでいた。
ちなみに引き取る場合、犬1匹£105、猫£65
(マイクロチップ埋め込み費用など)がかかる。


せっかくなのですぐ近くにある
Battersea parkに寄った。
公園には4匹の大小さまざまな犬を
連れて散歩する女性の姿があった。
あのDogs & Cats Homeからもらって
来たのかな?


寒くても、もう花たちは春の準備を
着々としている。
クロッカスがかなり出てきていた。


夕日を浴びて冬の公園にひときわ明るい
光が射しているようだった。

スノードロップの種類の花たちも
たくさん顔を出していた。


この日はバスを乗り継いで来た。
バスは何回乗っても4ポンド以上はかからない。
だから1回£1,3の現在、4回以上乗る場合はお得なのだ。
普通は街中までTubeだと往復£7近くする。
せっかくなので、途中下車することに。
SohoのChina townに寄った。

China townのケーキ屋さん。
一見日本風のデコレーションケーキが
並ぶ。が、ちょっと色や飾りが・・・・。


食べたらきっと日本のケーキとは
別ものだろうなぁ。
(1度おいしそうだったので小さいのを
買って食べたらちょっとがっかり
させられたことが・・・)

クリームの盛り方が半端じゃない。

なんかちょっとある子猫のキャラに
似ているような・・・。

こっちはドラえもん?



コメント
御無沙汰しています。
御挨拶が遅くなりました
お年賀を頂いてびっくりです
エゲレス国に行かれてたのですね。

早速ブログを拝見して
海外なのに近いなとか
映画で見る風景のなかで
作品作りをされているのかな?
きっと良い経験の一つに
なっとるんだろうなと思いました。
日本に帰ってこられたら、お話を聞かせてください。
それでは又。
コメントありがとうございます。
はい、秋月和紙さんからいただいた未ざらしは
こちらでも大活躍しております。
大量に持ってきましたので、カリグラフィー作品や
ブックバインディングなど、人にあげてもとっても喜ばれています。
特にブックの世界では日本の和紙の地位は
かなり確立しており、みなさん絶大な信用をよせております。
なんだか私もうれしいです。
帰国したらまた寄らせてくださいね。
ではお元気で、素晴らしい和紙作りをこれからも宜しくお願いいたします。
  • sakura torako
  • 2011/02/23 7:15 PM
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