さようならOld School 2

Old Schoolの朝は早い。
Annは5時に起床して、お風呂に入って、
Eメールをチェック。
6時から20分くらいテレビでニュースと天気予報をチェック。
それから30分ほど瞑想をして、7時過ぎに朝食。
8時には仕事に取り掛かる体制が整う。

一緒に過ごした3日間、私もこの時間割で行動した。
まだ夜が明ける前の暗い空に、
Venus(金星)が輝いているのが窓から見えた。
フクロウが鳴いていたらしい(私は聴きそこなった)。

仕事部屋に並べられた段ボールには
番号がふられ、中身の明細をAnnがノートに書いていく。
私は新聞でひとつひとつ包みながら、
内容をAnnに確認しながら詰めて行った。
ときどき、作業を中断してモノにまつわる話を聞きながら。

Annが昔作った資料。
アートスクールで教えていた時に
使ったものらしい。

19歳の時にIreneの厳しい指導のもと、
生まれて初めて取り組んで書いた
プロジェクト作品。
初めてとは思えないくらい複雑な作品。
「とっても難しかったわ」
とAnn。
「完成させるのは不可能かと思ったくらいよ」
Ireneの指導は、生徒に教えるのではなく、
生徒から引き出すことに重点を置いていた。
生徒のもっているものすべてを引きだすまで、
とことん追い詰めるという指導だったという。
生徒はかなり苦しめられたそうだ。
その指導が今のAnnの作品作りを支えているのは
言うまでもない。

3日目の朝、Annはスイミングに行った。
2日に1度近所のスポーツクラブの
プールで泳いでいる。
夜明け前のブルーの空の下、
照明が水に反射してきれいだった。
Annはとっても気持ちよさそうに
1人でゆっくりと水の中を行ったり来たり。
温水プールからもやが立ち上っていた。

私はプール横のロビーで心地よいソファーに身を委ね、
置いてあった新聞を読んでいた。
時々プールサイドに出て、Annの泳ぎを見学。

プールから上がってきたAnnは開口一番、
「いいことを思いついたの。今日はSomerset levelsに行きましょう。」
サマセット・レベルとはバースの南に位置する、とても低いエリアを指す。
海抜がほとんど0で、ずっと昔は海だったそうだ。
水を抜いてなんとか使える土地にした。
「ここ数日ずっと雨が降り続いていたのできっと水が溜まっているはず」
とAnn。
「一か所道路が水没する場所があるの。そこを見に行ってみましょう。」


普段は畑なのに、まるで湖のよう。
その道路はかろうじて水没してはいなかった。
Annはとっても残念そうだったが。
その両側はすっかり湖のような状態に。
本来トウモロコシ畑などだという。
広大な湿原が現れていた。道路と
両側の湖(畑)とはほんの数センチくらいしか
差はなかった。

さまざまな水鳥がたくさん来ていた。
lapwing(タゲリ),
robin(コマドリ),
白鳥の姿も。

小さいながらタイルの模様が美しい
St.Mary's church。
somerset levelsの中にある
Huish Episcopiという村にある。
この近くのMuchelneyには
John Leach(Bernard Leachの孫)
の窯がある。

この教会のステンドグラスの1つは、
バーン・ジョーンズがデザインした。


上の拡大。
バーン・ジョーンズらしい絵。


そばの小さな街に流れる川を眺めながら
ベンチに座ってお弁当を食べた。
Annはいつも出かける時はランチを用意
してくれる。


そのあと、私とAnnのお気に入りの街、
Glastonburyへとさらに車を走らせた。



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