イギリスの列車事情

 ここイギリスでは車を持たないので
どこに行くにも列車かバスを頼ることになる。
ロンドン中心部ならTubeがあるが、
ちょっと郊外になるとほとんど列車だ。
2週間くらい前にチケットをインターネットで購入すると
結構安い、というか、当日券はとんでもなく高いので
ほとんど当日購入することはない。
例えばブライトンのチケットを事前に購入したら
1人片道3ポンドのことがあった。
たまたま隣に乗り合わせた英国紳士に聞くと
当日買ったらしく17ポンドもしたという。

ところが、このアドバンスト・チケット(事前購入券)は
変更が利きづらい。
キャンセルはおろか日時の変更もほぼ不可能。
手数料がどんな場合も10ポンドかかる。
だから、10ポンド前後で購入したチケットの場合
(大抵このくらいの値段)
もう諦めるしかないのだ。
急病でもなんでも、絶対に払い戻しはできない。

この前、なにを勘違いしたのか
インターネットでチケットを購入する際に
日付けを間違えて購入してしまった。
カードで決済してしまった後に気が付いたが後の祭り。
次の日にたまたまWaterloo駅に行く用事があったので
駅の窓口で日付けの変更をお願いした。
「まずチケットを自動券売機で購入してきて
それを持ってきてください。」
という返答。
「変更には手数料がかかりますか?」
と尋ねると
「はい、10ポンドです」
と窓口の女性。
「日程の変更だけでも10ポンドの手数料がかかるのですか?」
と食い下がっても、全く動じない。
そこはとりあえずだまって引きさがった。

その日はAnn Hechleの家に行くことになっていた。
2時間後、彼女の最寄り駅Westburyという小さな駅に着いた。
そこの駅員に再度交渉してみた。
WestburyはWaterlooと比べるとかなり小さい田舎の駅だ。
事務室には人のよさそうな中年男性が2人いた。
最初はとても困った顔で「変更はできない。」
と言っていた。
「そこをなんとか・・・・ちょっと手が滑って日付けを
間違ってタイプしてしまったんです!」
と必死で訴えると、人のよさそうなおじさんは
一生懸命なにかコンピューターに向かって操作していた。
そして、約10分後「70p払ってくれたら変更できます」

迎えに来てくれていたAnnと顔を見合わせた。
「70p(約100円)なんてただと同じようなものよ。」
とAnn。
10ポンドと比べたらその通りだ。
一体この70pがどこから来たのか、
どういうことになっているのか、全く分からないが
とにかく変更してもらったチケットを手にした。

「この国は昔はこんなことなかったんだけど、
最近はどこも、取れるところからはできるだけ
たくさん取ろうとするようになったのよ。だから、
食い下がれば食い下がるほどどんどん安くなるの。
本当に変な世の中になったわ。」
Annが言った。
確かに、これまでの経験から、黙っていたらすごく損を
することが多いような気がする。
駅によって、手数料が全く違うというのも変な話だ。
話す相手や場所でまったく対処が違うということだ。
ここの国の人たちはあきらめがいいのだろうか。
それとも、いつも強気で対処しているのか。

日本と比べて、のほほんと生きていられない国だと思う。








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