冬のParis その1−MURAKAMI VERSAILLES 


 Chateau De Versailles(ヴェルサイユ宮殿)で
9月14日から12月12日まで開催されている
村上隆の作品展へ行ってきた。

特にムラカミのファンというわけでもないのだけれど
海外でそこまで高い評価を得ている日本人アーティスト
ということで、実際この目で直に作品を見てみるというのは
悪くないと思った。
一度ユーロスターに乗ってみたかったというのと、
ヴェルサイユの近くに住んでいる知り合いに会う、という
理由もあったので、思い切って行くことにした。

ロンドンのSt Pancras International (セントパンクラス・インターナショナル)駅から、
出国手続き(空港のそれと比べるととっても簡単で早い)をして、
Eurostarに乗る。
その日は朝まだ暗いうちに家を出たのだが、
外は真っ白雪景色。
ロンドンで初雪が降った日だった。
去年の大雪の時にユーロスターが立ち往生して、
大変な騒ぎになったことを思い出し、
ふっといやな予感が。

出発は定刻通りに問題なかった。
いよいよ長いトンネルを抜け、フランスのCalai駅に止まったところで、
「テクニカル・プロブレムでしばらく停車いたします」
とフランス語と英語のアナウンスが流れた。
その数分後
「テクニカル・スタッフが今駆けつけています」
しばらくすると
「テクニカル・スタッフが今到着しました」
と細かく状況説明のアナウンスが流れた。
1時間止まっても何の説明もしないイギリスとは
大きな違いだ。
「テクニカル・スタッフがリセットしますので
ご協力お願いいたします」
と言うアナウンスの後、車内の電気がすべて切れ、
一斉に暗く静かになった。
〈ヒーターも切れたまま何時間もこのままじゃないよね・・・・〉
電気は10分くらいで復旧した。
そして待つこと1時間余り、
やっと列車が動き出した。
「大変ご迷惑をおかけしました。ご協力ありがとうございました」
到着は1時間半遅れだったが、そのお詫びに、ということで
次回のチケットはこのチケットを見せれば半額になるとのアナウンスが流れた。
これはまた来なければいけないということか。

北駅から歩いて25分くらいのホテルまで歩いた。
途中「MANGA」と書かれた大きな看板が目に入った。

なんだか懐かしいものが
並んでいる

日本のマンガだとおもうけど・・・
知らないのばかりだ。

フランスは特に日本のマンガやアニメのファンが多いと
聞いていたが、キャラクターグッズをやたら見かける。
ハローキティはイギリスでも見るけれど、
パリではその頻度が半端じゃなかった。
数件に1件はキティグッズを扱っているかと
思うほどだ。

メトロの入り口。
なにか現代アート彫刻かと思ったら
ちゃんとした入り口だった。


ヴェルサイユ宮殿に昼ごろ到着したら、
空気も凍りつきそうな氷点下の寒さの中、
大勢の観光客がすでに宮殿から
出てきていた。
朝一番に観に来たのだろうか。
今回、韓国からの旅行客をよく目にした。
若い人が多く、学生だろうか。
ミニスカートに、タイツという見るからに寒そうな
いでたちの彼女たちはハングルで「寒い〜!」
と言いながら歩いていた。

フランス式庭園も雪景色


庭の像の間から見える
ムラカミの黄金のキャラクター

ベルサイユ宮殿の豪華な部屋に
対抗して作ったのだろうか。

お花畑と金屏風はそれなりに美しかった。

このランタンもきれい。

キャラクターはともかく
色遣いがきれいだと思った。
さすが数百色もの色作りにこだわっている
だけはある。

「The Emperor's new Clothes」
これって裸の王様みたい。

ヴィーナスの間の「かいかいきき」

ダイアナの間の「ポンと僕」


やはりこの宮殿の重厚さとか
古さ、スケール感とは
違和感が・・・・。


でも、あえてこの全く違う質感のアートを
ここに展示しようと思った
キューレターにすごい勇気があると
感心してしまった。


鏡の間の「Flower Matango」

これは結構この部屋の雰囲気と
マッチしていて、違和感はなかった。
鏡に映った様子もよかった。

ムラカミ作品かと思ったら
テーブルセッティングの見本のような展示。

ゴージャスなナフキンのたたみ方が
まるでオブジェのようだ。

どのくらい大きなナフキンをつかったら
こんな複雑なたたみ方ができるのだろうか。

広大な庭園を見下ろすように立っていた
「Oval Buddha」

この寒さで、さすがに庭園の奥まで
散策している人の姿はなかった。
それでも海外からの観光客は
雪合戦をしたりして(若者たち)
元気がよかった。






コメント
何年か前、TVQで
「誰でもピカソ」をやっていた時に
(ビートたけしの司会で素人も出演)
村上隆が審査員として出ていました

色々な見方はあると思いますが
私は、とても面白い人だと感じました

最近は、本人の作品展示に加えて
若い人の作品を発表させる場を作ったり
精力的なようですね




  • yukiko
  • 2010/12/11 12:58 PM
私もムラカミさんのそういう活動
ー日本で現代アートやアーティストを育て、発表の場を作るー
というのは大歓迎です。
ロンドンやニューヨークに大きく遅れを取っているアート市場を
これから日本でも活性化していってほしいですね。
  • sakura torako
  • 2010/12/12 9:44 AM
管理者の承認待ちコメントです。
  • -
  • 2015/10/18 12:48 AM
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