レターカーヴィングWS1

NLLAミーティングで去年スライドレクチャーをしてくれた
レターカーヴァーのJohn Neilsonに
レターカーヴィングWSに興味がある、と言ったら
とっても親切にいろいろな情報を送ってくれた。
そのひとつに、Cambridgeで5日間のコースがあることを知った。
全くの初心者でも受けられるというので、さっそく申し込んだ。

前半2日半はRomanのドローイング、
後半2日半がレターカッティング。
講師は前半がTom Perkins、
後半がEric Marlandの指導ということで、
二人の講師から学ぶという形だった。

Tom Parkinsは本によく作品が載っているので
名前は知っていたけど、
人物はまるで知らない。というか、作品の様子から
ちょっとシャープなイメージがあった。

Tomがデモで彫ったもの。
シャープなaや特徴的なO。
(参加していた女性が以前のWSの時
のものを持ってきてくれた。)

でも会ってみるとおっとりしていて、
のんびりマイペースな職人という感じ。

各自の席に座ってRomanの書き方などを
丁寧に教えてくれるTom。


自前の黒板でRomanの説明をするTom。

一方、レターカーヴィングを指導してくれるという
Ericは、しゃべりだしたら止まらない。

lettercarvingのデモをするEric。
石を削った破片が目に入らないために
ゴーグルをつける。

文字の角から彫り始める。

文字の中心の線を彫った後、
徐々に彫り広げていく。

Tomのことを”The Great Tom Perkins"とすごく尊敬している。
でも小さな声で「彼は一流のアーティストだけど、ビジネスマンとしては最悪なんだ。」
2人とも52歳。
なんだかすっごく対象的だけど
それぞれの持ち味がお互いをいい感じでカバーしていて、
とても上手く行っているコンビだと思った。

Ericはアメリカはボストンの
なんと「ケンブリッジ」の生まれだった。
今もイギリスの(元祖)ケンブリッジに住んでいるというのは
単なる偶然だろうか。
アメリカが嫌いで、アメリカを出たくて、
ヨーロッパの美術館などを見て放浪していたという。
皮肉なことに、結局素晴らしい作品はほとんどすべて
アメリカの美術館にあるってことに
気がついたそうだ。
イギリスでレターカーヴィングと出会い、
Kindersley の工房に弟子入りした。
5年間働いて独立。
文字を彫りながら口もずっと動かし続けることができる。
しゃべりだけでもすごく面白い。(でも少ししゃべりすぎ!)

Romanのドローイングはカリグラフィー経験者の私にとって
目からうろこの内容もたくさんあった。
石に彫る文字と紙に書く文字の違いか。
スペーシングはカリグラファーならほとんど知っている内容だったが、
他の参加者の反応がすごかった。
「へぇ〜!」
「なるほど!」
といった感嘆の声が上がっていた。
参加者8名のうちカリグラフィー経験者は3名。
後はプロの石彫りや木彫り職人とグラフィックデザイナー。
彼らの多くは石を彫ることには慣れているが、
自分で文字をうまく書けないので
それを学びに来ているらしい。

会場になった元チャペル。
今はEricのワークショップ(仕事場)。

ほとんど女性ばかりのカリグラフィーWSとは
かなり雰囲気の違う今回のWSは
いろんな意味で刺激が多い(?)。
それぞれの文字をみんなで
みながら意見交換。










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