LondonのBookbinder

今朝は雪とミゾレ交じりのあいにくの天気で
朝のBookbindingのクラスは6人と少なかった。
でも講師のGeneはご機嫌で、朝から饒舌。
今日は作業よりも彼のおしゃべり(失礼、講義)が
半分以上だった。

今日彼は日本の和綴じの古書を持ってきて
「これにはなんて書いてある?」
と尋ねるので
教えてあげると、とてもうれしそうにして、
「これは25ポンドで買ったんだけどいい買い物かなぁ」
と聞くので、「すごくいい買い物だと思います。」
と言ってあげるとますますうれしそうにしていた。
それは小さな紋の本で
「いろは引紋帳」と書いてあった。
奥付には明治14年とあった。
状態はとてもよくて、細かい挿絵もきれい。
和綴じの部分がほどけかけていたが
彼は自分で(彼の得意とする)修復をするつもりだと言っていた。

よくクラスの中で日本の和綴本のことにも触れ、
「日本の和紙は世界で一番いい紙だ。紙が違うから
本の綴じ方も西洋のそれと違う。日本には西洋よりも
ずっと以前からこの質のいい紙があったんだよ。だから
この綴じ方をずっとしてきた。」などと話す。
なんだかちょっぴりうれしい。

今日はBookbinderの話になった。
カリグラフィーと同じように、Bookbinderの世界にも
カンファレンスがあって、
年に1回UKのどこかで3日間くらい、大勢の参加者が集まり、
BookbindingのWSや、書籍やBookbinding toolの業者が
山のようにいろいろなものを持ってきて、
参加者も買いあさるという。
なんだかちょっとのぞいてみたい気もする。

1冊オーダーすると£7000とか£8000もする
Artist bookを作るプロのBookbinderたち。
一体どれくらいいるのだろうか。
きいてみると、
「知っているだけでロンドンに10人はいる。
彼らは個人で仕事をしている人もいれば、
何人も雇っている人もいる。立派にBookbindingだけで
食べていっているよ。」
「もっと詳しいことを知りたければ
Society of Bookbinders
Designer Bookbindersのウェブサイトを見てごらん。」

「部屋を片付けていたら、Bone folderが20本も
出てきたよ。それぞれ違う形で、Pasteを混ぜるのにも
便利だしね。以前レクチャーで、
ずらりと道具を並べて、いつ、どこで
どうやって手に入れて、何に使うかだけを1時間半の間
話したアーティストがいたよ。」
カリグラファーもだけど、道具の話になると
何時間でもしゃべれるくらい、Bookbinderは道具好きが多いようだ。







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