Letter Exchange Lecture 3

 2月のレクチャーは、今年新しくLXのメンバーになった
Cherrell Avery とGillian Hazeldine
による、自己紹介的なものだった。
それぞれのカリグラフィーに関する経歴(自分史)を
作品のスライドを交えて紹介した。

Cherrellは
「これが私が最初に書いたマニュスクリプトです。」
と言って、5歳の時に初めて書いた
Manuscript(写本)を見せてくれた。
それは、何かの裏紙に家の近所の地図らしきものと
たどたどしい文字が鉛筆で書かれている
いかにも子供らしいお絵かきだった。
Happy Birthday MOM
と書かれていた。
よくそんな昔に書いたものを
とっているなぁ、と思う。
スライドショーなど見ていると
結構そういうジョークっぽいものを
交えて、みんなの笑いを取るのがこちらの人はうまい。
それをとても真面目に説明するところがまた憎い。
「文字の線がちょっとふるえているけど、
その部分は今でもあまり改善していません。」
(会場から笑い)

次はグラフィックデザイナーから、
カリグラフィーの魅力に取り付かれて
今でもデザインの仕事の傍らカリグラファーとして
活躍しているGillian Hazeldine.

jilly hazeldineGillian (Jilly) Hazeldine

彼女はデザイナーらしく、
文字で勝負、という作品が多いように見えた。
毎年作っているChristmas cardのコレクションは
見ごたえ十分。
中でも、紙を半カットして、折り目を入れ、
かなり複雑な形で立体的に表現した、
Pop upのような作品は興味深かった。
そのほか、ブック・バインディング作品も
たくさんあった。
ほとんどが依頼作品だった。

会場からの「アート・ブックはやらないのか。」
との質問に、
「私はあくまでもカリグラファーであり、レターデザイナーだから
アーティストではありません。」
ときっぱりと言う。
デザイナーでもあれだけの作品はアートじゃないのかなぁ
と思ったのは私だけだろうか。

会場には二人の作品の展示も。
jillyの作品allJillyのカードの数々

jillyの作品4

jillyの作品3











さすが、イギリス人!と思わせる
落ち着いた色遣いが印象的だ。

jillyの作品微妙な緑色のトーンで書いた作品
jillyの作品2Italicのバリエーションで書いたカード





cherrellCherrellの作品
これもItalicのバリエーション

この日は会場にいつもと少し違う顔ぶれも来ていた。
2人の教え子や古くからの友達など。
2人とも今のイギリスのカリグラフィー界をリードする
中堅カリグラファーといったところだろうか。
こちらでも(?)圧倒的に女性が活躍している。
男性カリグラファーはいないわけではないが
とてもお年寄り(すみません!)が多い。
いつものことながら
イギリスのカリグラファーの層の厚さを
感じさせられた夜だった。



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